2008年08月06日
それでも高いね(汗)
“酒毎”をご覧の皆さん、こんにちは。本日、記者はオフを頂いております。
先週の火曜日からこっち、ずっと福岡ネタで引っ張ってまいりましたが、そろそろ我慢の限界ではないかと(汗)
それに、先日行いました新ジャンル取材に同行しましたリポガールLから、“私達の出番は…いつ?”と催促される始末(汗)
今後のこともありますので、とりあえず福岡シリーズを完結させたいと思います!!
前回の記事では、“あそこは行ったと?”とFIAエージェントから呪文を唱えらたところで終っておりました。
“あそこ”とはつまり中洲の聖地!ではなく(汗)前々からFIAエージェントの間でも話題になっていたハゼル・大名店!!
このハゼルは福岡の超高級居酒屋・たらふくまんまの姉妹店で、使われる食材は日本全国から取り寄せられた逸品ばかり。
話によれば“まんま”のような料金設定ではないということで…もう一泊して行くことになりました!!(←あんた仕事は;)
では、早速ご紹介致しますが今回はちょいと辛口ですので、ご了承下さい。ハゼルファンの方もお許しを。

福岡の超高級居酒屋、たらふくまんま。春吉から東京は銀座へと足を伸ばし大成功をおさめた店だ。
今回取材するのはその“まんま”をカジュアル&リーズナブルにプロデュースしたハゼル・大名店。とりあえず“まんま”へ行く前の下調べ的に暖簾をくぐった。
まずはビールで独りカンパイしたら最初に頼んだのは岩牡蠣刺し。

岩牡蠣は先日もご紹介したが真牡蠣とは旬が逆なため、夏の今が食べ時。個体の大きさも真牡蠣の“貝”らしさはなく、文字通り“岩”だ。

味わいは、甘味の中にも苦味が潜むカキ特有のフレーバーに、ネットリと口中に絡みつくクリーミーさも加わる。
おまけに紅葉おろしを薬味としているのもヒットだ。ピリリとくる辛味が若干残る生臭さを飛ばし、磯の香が苦手な方でもバックリと食せる。

でっ、牡蠣刺しにはビールでもなく焼酎でもなく日本酒がピシャリと当てはまる。呑んだ酒は高知の銘酒、酔鯨・特別純米酒。
甘味が強く、キレという意味では少しモッタリした感じだが、牡蠣が相手なら大丈夫。岩牡蠣を食したあとの磯の香に広がりを持たせ、いつまでも余韻が続く。

だが、惜しむらくは岩牡蠣の大きさ。最近の乱獲が原因なのかは分からないが、片手でつまめる大きさで、これでは真牡蠣のデカイやつ程度。
値段もコレ一個で1,600円(汗)佐伯でこのクラスなら二つは出てくる。せめて1,000円前後で…う~ん、腑に落ちぬ。

二品目は、この日のオススメ食材、キンキ。キンキとは東北、北海道で揚がり、白身なのに脂がドッシリ乗るところが魅力の超高級魚である。
見た目が赤み掛かっているためキンメダイと良く混同されるが、正式名称がキチジというまったく違う魚で、脂どころか値段もグ~ンと乗ってくる(汗)
今回は30センチ弱のキンキを頼んだのだが、まるごと一匹同じ味わいをやっつけるのは大変だから、半身ずつ焼きと煮物に仕上げてもらった。

焼きは、カラリとした皮目が食欲をあおり、食す前からザク・ジュワ度を誇示してくる。身肉もギッシリと詰まっており、噛み締めるたびに良質な脂がにじみ出る。
ただ、飽きあきしてくるようなベッタリ脂でないところがこの魚のウケているところ。脂の輪郭は感じるものの、胃袋に消えたあとはしつこく残らない。
また、特筆すべきは調理に使った部位。半身というと大地魚(ヒラメやカレイのこと)よろしく左右対称に切りつけたいところだが、脂の乗った腹から下を焼き、目玉の周りが旨いお頭を煮物にするあたり、センスを感じさせる。

でっ、その目玉の周りが旨いトロムニュの残りの部位、キンキの煮物が三品目。
記者は煮物があまり得意ではない。甘辛く煮付けられた味わいは酒の肴として強すぎ、これでもかと詰め寄る醤油やミリンの主張に飲酒欲が続かないからである。

しかし、わずかな身をほじるようにして食す兜煮にしてくれると話は変わってくる。
目玉の周りにあるフルフルとしたコラーゲン状の肉や、上アゴの付け根あたりにあるアッサリ肉、頭脇のコク旨肉が酒をすすませる。
ここまで、ビール、日本酒ときたが、ここからは焼酎だ。焼酎と言っても黒霧や二階堂などのような定番ではなく、地物の麦焼酎、シェリー樽で寝かせた佐友を頂いた。

香りが華やかでアッサリと呑むことが出来るが、28度のアルコール度数がホロ酔いからドカ酔いへといざなってくれる。
煮物の味付け具合も薄味で、双方を吟味することに苦労を要しない。キンキの旨味がジワ~リときたところに焼酎のドカ・アッサリが流れ込む…う~ん、これはイケル。
さて、気になるキンキ一匹の値段だが、普通の魚なら驚きの5,200円。とりあえず、このクラスのキンキなら、“頼んだ客の勝ちの価値”があると言っておこう。

ラストは“まんま”でも出されている黒毛和牛のカルビーじゃが。
普通、肉じゃがというと、フックラ、ホクホクで旨味の染み込んだジャガイモがメインだがココのは肉がメイン。
添加雑味を極力抑え、コッテリとした肉の旨味を充分愉しむことが出来る。もちろん、柔らかく煮込まれていることは言うまでもない。

ただ、画像を見てもお分かりのとおり、カルビ、ジャガ、キャロが一つずつ鎮座するのみ…追加するにも、これ一皿で1,400円では考えざるを得ない。

でっ、このカルビじゃがにアテた酒は、鹿児島県・日当山醸造のアサヒ。香りはシッカリと芋焼酎しているのだが、辛口な感じがスイスイとノド元を通過させる。
こういう感じなら麦派も米派もゴキュゴキュいけるはず。一度お試しあれ。
さて、今回の取材で感じたことだが…高値という印象は否めない。お金を持っている者だけにしか振舞えないということであれば、いかに良い食材を揃えても料理人として半分しか回答できていないような気がしてならない。
良いモノを安く…コストパフォーマンスを考えるのであれば出店場所は大名じゃなくとも良かったのでは?
その辺まで考慮したとき、料理人としてのもう半分の回答も聞けるような気がするのだが…今後も経過を見守るとして酔っ払い料理記者の戯言はこの辺で終わりにしておこう。

は~い!これで今回の福岡取材はすべて終了です!本当に楽しく、色々な思い出が出来ました。
ただ、贅沢した分、何のオチもなしでこのまま終るのは少々気が引けますので最後に…

帰りに博多駅で買った長崎の焼麦弁当。

ナゼだかメインのシュウマイにグリンピースがまったく乗っていなかった(汗)

乗っけられていた痕跡はあるのですが(←ネタじゃないですよ;)
まあ、つねさんの言っていたバチ(こげな良いモンのじょう食べよったら バチが当るで~)に当たったと思えばお安いものです!(クヤシ!)
では、次回の来福は冬!!それまでコツコツ軍資金を貯めるとしますか!!!(おわり)
先週の火曜日からこっち、ずっと福岡ネタで引っ張ってまいりましたが、そろそろ我慢の限界ではないかと(汗)
それに、先日行いました新ジャンル取材に同行しましたリポガールLから、“私達の出番は…いつ?”と催促される始末(汗)
今後のこともありますので、とりあえず福岡シリーズを完結させたいと思います!!
前回の記事では、“あそこは行ったと?”とFIAエージェントから呪文を唱えらたところで終っておりました。
“あそこ”とはつまり中洲の聖地!ではなく(汗)前々からFIAエージェントの間でも話題になっていたハゼル・大名店!!
このハゼルは福岡の超高級居酒屋・たらふくまんまの姉妹店で、使われる食材は日本全国から取り寄せられた逸品ばかり。
話によれば“まんま”のような料金設定ではないということで…もう一泊して行くことになりました!!(←あんた仕事は;)
では、早速ご紹介致しますが今回はちょいと辛口ですので、ご了承下さい。ハゼルファンの方もお許しを。

福岡の超高級居酒屋、たらふくまんま。春吉から東京は銀座へと足を伸ばし大成功をおさめた店だ。
今回取材するのはその“まんま”をカジュアル&リーズナブルにプロデュースしたハゼル・大名店。とりあえず“まんま”へ行く前の下調べ的に暖簾をくぐった。
まずはビールで独りカンパイしたら最初に頼んだのは岩牡蠣刺し。

岩牡蠣は先日もご紹介したが真牡蠣とは旬が逆なため、夏の今が食べ時。個体の大きさも真牡蠣の“貝”らしさはなく、文字通り“岩”だ。

味わいは、甘味の中にも苦味が潜むカキ特有のフレーバーに、ネットリと口中に絡みつくクリーミーさも加わる。
おまけに紅葉おろしを薬味としているのもヒットだ。ピリリとくる辛味が若干残る生臭さを飛ばし、磯の香が苦手な方でもバックリと食せる。

でっ、牡蠣刺しにはビールでもなく焼酎でもなく日本酒がピシャリと当てはまる。呑んだ酒は高知の銘酒、酔鯨・特別純米酒。
甘味が強く、キレという意味では少しモッタリした感じだが、牡蠣が相手なら大丈夫。岩牡蠣を食したあとの磯の香に広がりを持たせ、いつまでも余韻が続く。

だが、惜しむらくは岩牡蠣の大きさ。最近の乱獲が原因なのかは分からないが、片手でつまめる大きさで、これでは真牡蠣のデカイやつ程度。
値段もコレ一個で1,600円(汗)佐伯でこのクラスなら二つは出てくる。せめて1,000円前後で…う~ん、腑に落ちぬ。

二品目は、この日のオススメ食材、キンキ。キンキとは東北、北海道で揚がり、白身なのに脂がドッシリ乗るところが魅力の超高級魚である。
見た目が赤み掛かっているためキンメダイと良く混同されるが、正式名称がキチジというまったく違う魚で、脂どころか値段もグ~ンと乗ってくる(汗)
今回は30センチ弱のキンキを頼んだのだが、まるごと一匹同じ味わいをやっつけるのは大変だから、半身ずつ焼きと煮物に仕上げてもらった。
焼きは、カラリとした皮目が食欲をあおり、食す前からザク・ジュワ度を誇示してくる。身肉もギッシリと詰まっており、噛み締めるたびに良質な脂がにじみ出る。
ただ、飽きあきしてくるようなベッタリ脂でないところがこの魚のウケているところ。脂の輪郭は感じるものの、胃袋に消えたあとはしつこく残らない。
また、特筆すべきは調理に使った部位。半身というと大地魚(ヒラメやカレイのこと)よろしく左右対称に切りつけたいところだが、脂の乗った腹から下を焼き、目玉の周りが旨いお頭を煮物にするあたり、センスを感じさせる。

でっ、その目玉の周りが旨いトロムニュの残りの部位、キンキの煮物が三品目。
記者は煮物があまり得意ではない。甘辛く煮付けられた味わいは酒の肴として強すぎ、これでもかと詰め寄る醤油やミリンの主張に飲酒欲が続かないからである。
しかし、わずかな身をほじるようにして食す兜煮にしてくれると話は変わってくる。
目玉の周りにあるフルフルとしたコラーゲン状の肉や、上アゴの付け根あたりにあるアッサリ肉、頭脇のコク旨肉が酒をすすませる。
ここまで、ビール、日本酒ときたが、ここからは焼酎だ。焼酎と言っても黒霧や二階堂などのような定番ではなく、地物の麦焼酎、シェリー樽で寝かせた佐友を頂いた。

香りが華やかでアッサリと呑むことが出来るが、28度のアルコール度数がホロ酔いからドカ酔いへといざなってくれる。
煮物の味付け具合も薄味で、双方を吟味することに苦労を要しない。キンキの旨味がジワ~リときたところに焼酎のドカ・アッサリが流れ込む…う~ん、これはイケル。
さて、気になるキンキ一匹の値段だが、普通の魚なら驚きの5,200円。とりあえず、このクラスのキンキなら、“頼んだ客の勝ちの価値”があると言っておこう。
ラストは“まんま”でも出されている黒毛和牛のカルビーじゃが。
普通、肉じゃがというと、フックラ、ホクホクで旨味の染み込んだジャガイモがメインだがココのは肉がメイン。
添加雑味を極力抑え、コッテリとした肉の旨味を充分愉しむことが出来る。もちろん、柔らかく煮込まれていることは言うまでもない。
ただ、画像を見てもお分かりのとおり、カルビ、ジャガ、キャロが一つずつ鎮座するのみ…追加するにも、これ一皿で1,400円では考えざるを得ない。

でっ、このカルビじゃがにアテた酒は、鹿児島県・日当山醸造のアサヒ。香りはシッカリと芋焼酎しているのだが、辛口な感じがスイスイとノド元を通過させる。
こういう感じなら麦派も米派もゴキュゴキュいけるはず。一度お試しあれ。
さて、今回の取材で感じたことだが…高値という印象は否めない。お金を持っている者だけにしか振舞えないということであれば、いかに良い食材を揃えても料理人として半分しか回答できていないような気がしてならない。
良いモノを安く…コストパフォーマンスを考えるのであれば出店場所は大名じゃなくとも良かったのでは?
その辺まで考慮したとき、料理人としてのもう半分の回答も聞けるような気がするのだが…今後も経過を見守るとして酔っ払い料理記者の戯言はこの辺で終わりにしておこう。
は~い!これで今回の福岡取材はすべて終了です!本当に楽しく、色々な思い出が出来ました。
ただ、贅沢した分、何のオチもなしでこのまま終るのは少々気が引けますので最後に…

帰りに博多駅で買った長崎の焼麦弁当。

ナゼだかメインのシュウマイにグリンピースがまったく乗っていなかった(汗)

乗っけられていた痕跡はあるのですが(←ネタじゃないですよ;)
まあ、つねさんの言っていたバチ(こげな良いモンのじょう食べよったら バチが当るで~)に当たったと思えばお安いものです!(クヤシ!)
では、次回の来福は冬!!それまでコツコツ軍資金を貯めるとしますか!!!(おわり)



