2008年06月06日

チキンなのに男らしいドリア

ドリアと聞くと、焦げたチーズとベシャメルソースがライスに掛かった、甘・香ばしい味を思い浮かべる。オフホワイトに染まった様はとても可愛らしく、何となく“女の子”を連想させる。

しかし、今回ご紹介するのはそれじゃない。こんがりと焼けた肌にゴットリとした存在感…ベリーワイルディーな“野郎”を連想させるチキンドリア



皿全体を覆いつくすハリハリの焦がしチーズとベシャメルは、レモンの鋭角な香りを引っさげ“食べ応え”を食す前から訴えてくる。フー、フーっと、舌が火傷しないように、しかし、冷めすぎて旨さが逃げないようにカスタマイズる。



口に運ぶと、焼き焦がされたチーズの香ばしさとベシャメルの柔らかな甘さが伝わってきて思わず恵比寿顔になるが、特筆すべきは内部に仕込まれたライス。シッカリとした旨味が施されていて良い意味で期待を裏切られる。



ニンニクに…ソース?バター?とにかくコク・ウマのライスと淡白なチキンが渾然一体となり食す者を虜にする。また、中心部に潜んでいる半熟卵黄もサプライズを演出してくれるから退屈しない。



さあ、このアブノーマルなカナールのドリアをしこたま喰らって、女々しいヤツは皆、本物の“漢(おとこ)”になれ。

※アメリカでは臆病者を“チキン”と比喩します。

撮影場所 大分県佐伯市 無国籍料理・カナール



  

Posted by 記者Y at 20:27Comments(16)TrackBack(0)カナール(洋食)

2008年03月31日

あつひやデザート



ワッフルといえばジャム、ホイップクリーム、メープルシロップなどをつけて食すものや、カスタードクリームが挟まった二つ折りのものが普通。だが、今回ご紹介するあったかワッフルは意表をつかれるチョコレートパフェナイズドされた一品。

外側ちょい・ザク、内側ベリ・フワに焼きあげられたワッフルに、ビター・スイートなチョコレートソースが掛かった冷やっこいバニラアイスの取り合わせはユニーク。



味わいはバニラアイスとバターフレーバーの甘・旨っとしたテイストにチョコレートソースのビターが実にマッチしている。ワッフルの温度も熱々じゃない分、味を吟味するときの邪魔をしない。

また、上から散りばめられたアーモンドスライスも香ばしさを演出し脇を固めているし、プレートには季節のフルーツも可愛くあしらわれていて何だか得した気分になる。

でっ、このデザートの特筆すべきところは酸味が隠されているところ。カップの下1/3はヨーグルトソースが入っており、甘さがイッキに中和され口元を引き締められる。甘ったるいだけのデザートに飽きがきている方はぜひ一度お試しあれ。



次はアイスクリームのコーヒーがけ。このデザートは動画にて説明している上、原稿の残りが少ないこともあり記事では割愛する、と言いたいところだが…



バニラの甘さをコーヒーの渋味が包み込むシンプルな味わいゆえ、記者の乏しいボキャブラリでは表現に詰まった。あしからず。

※動画で助演してくれたsakuraさん&てふてふさん…Special Thanks



撮影場所 大分県佐伯市 無国籍料理・カナール


  

Posted by 記者Y at 20:32Comments(26)TrackBack(0)カナール(洋食)

2008年03月03日

彼女と一緒に鶏料理のランチ

酒毎をご覧の皆さん、こんばんは。昨日、記事にて予告しておりましたとおり、今回の取材では僕の彼女をご紹介致します。

爽やかで、品があって、明るい…僕には勿体ないような彼女ですが、これ以上おのろけを言い続けるのも恥ずかしいので、続きはぜひとも動画をご覧になって頂きたいと思います。

えっ?携帯電話からだと動画が観られない?そんな方々は申し訳ないのですが、入ってくるコメントをご参照下さい。ちなみに同行者がリポボーイだった…などというオチは一切ございませんのでご安心を。



牛や豚の旨味はギリっとした食感と脂の旨味が重なり合い重厚な味わいを醸し出す。しかし、今回ご紹介するのはそれじゃない。上品でいてコクのある旨味を持つ鶏を使った一品、地鶏のチーズ焼き



地鶏特有のシッカリした食感に、不純物ゼロの身肉の旨味が食を進ませる。味わいはドッカリと覆いかぶさったトロ~リチーズに、酸味を持ったトマトソースが絶妙に絡み合い、マッタリした中にも酸味のキレが輪郭を際立たせていることが伺える。



また、クリームソースは若干のマイルドさを持たせるためでもあるが、春へ向けた雪融けを思わせ見た目にも華を添える。中心にかました大葉も青々しい風味を漂わせ、隠し味として威力を発揮しているところも見逃せない。



でっ、ここまでのご説明で仕舞いのように思われたアナタ…鶏の醍醐味を忘れてはいけない。最期まで引っ張ったこの料理のキモは皮だ。ペキペキに焼き上げられた皮の食感は歯に心地良く、香ばしさも手伝って食にリズムを生む。

さあ、アナタもこの地鶏のチーズ焼きを食して、軽快なステップ(舌鼓)を刻んでみてはどうだろう。ちなみに記者はメタボだが、こちらのステップならかなり達者だ。



※昨日もご紹介したティラミス。こちらも是非。







撮影場所 大分県佐伯市 無国籍料理・カナール


  

Posted by 記者Y at 20:15Comments(34)TrackBack(0)カナール(洋食)

2008年03月02日

ハヤリの去ったスイーツ

記者は甘いものを好んで、というか進んでは食さない。嫌いなのではなく、ほとんどの(98%以上の確率)夕食時に酒が供をしているからだ。そんな記者が久々に食したデザートを今回はご紹介しよう。

90年代前半に流行ったデザートにティラミス、ナタデココ、パンナコッタがあった。毎年、違うデザートを外国から仕入れてハヤリを作る業界に対し、何とも節操のないことだと学生ながら思った記憶がある。まあ、色々な味を経験するという意味では大歓迎だが、“踊らされる”ことだけは御免被りたい。



でっ、そんなハヤリから遅れること10数年…スイーツの走りティラミスを食した。(このころからナゼだかデザートと言わなくなった;)

上から振りかけられたココアがシックな気品を漂わせるが、スポンジとクリームだけの単純な段だらがその味だけで勝負しようという潔さを感じさせる。



実際、口に入れてみるとコーヒースポンジの柔らかなビターと、クリームチーズのマッタリした甘さのみが伝わってきて、味わうという点で苦労しない。

あと、シャリシャリと所々アクセントがあり、ヤワ・フワな中にも退屈させないひと工夫がなされている。これは、セミフレッドと呼ばれるもので、簡単に言うと“少し冷やして固める”という意味…独特なシャリっとした食感は凍った部分から生まれていたのだ。

ハヤリの去ったスイーツの走りティラミス…今こそ、その本質に迫れるときなのかもしれない。ちなみに明日、もう一度、彼女を連れて…吟味。

撮影場所 大分県佐伯市 無国籍料理・カナール


  

Posted by 記者Y at 11:04Comments(28)TrackBack(0)カナール(洋食)