2008年06月07日

独り呑み

今夜は考えるところがあって独り呑みに出掛けた。独りで呑む酒は少しの肴と焼酎があれば事足りる。もちろん考え事だから悪酔いを避けチョイ呑みしようと思っていたのだが…柵取りされた新鮮な身肉を見るともうダメだ。

躊躇せずに旬のアジ、銀皮造りのスマガツオを頼んだあと、今日の白身を聞く。“タイにヒラメに、それからアラです”と店主…季節外れのアラ(クエ)だが、この名前を聞いちゃ頼まない訳にはいかない。皮岸に潜む脂乗りの良いアラを一緒につけてもらった。



でっ、待つこと10分。供されたのは長さ50cm以上はあろうかという刺し盛り鉢にズラ~リと一枚いちまい整えられたアラとアジ。この隊列はフレンチ、イタリアン、チャイニーズ、コリアンにもなく(多分;)、とても颯爽だ。

アラの味わいはホンノリ甘く、舌触りのまあるい感じが実にまろやか。こういう味わいは他の白身魚にはなく、ブリのようなツルモチとした食感は高級感がある。



旬のアジはマッタリとした口当たりにドッシリと甘味が乗っているのだが、厚く切っつけられた身肉は得した気分にさせられ言うことなし。



また、別の鉢に盛られたスマガツオも負けちゃいない。フラッシングする銀皮と身肉のワインレッド、それに刻みネギの發(あお)のコントラストが食欲を誘う。初ガツオが幅をきかせるこの時季でも脂の乗った深いコクがあり、戻りガツオっぽく美味。

さて、“考えることがあるから独り呑み”と勿体つけたのだが…結局ドッカリと居座り、“たらふく肴”に“しこたま酒”をやっただけ(汗)まあ、悪酔いだけはしていないようだから、そろそろ家に帰るとするか。

撮影場所 大分県佐伯市 居酒屋・魚八



  

Posted by 記者Y at 22:23Comments(22)TrackBack(0)魚八(居酒屋)

2008年04月28日

ここはどうだ!

居酒屋には大きく分けて二通りあって、チェーン店と個人で営まれている店ではメニューに違いが生まれてくる。薄利多売なスタイルと高級志向なスタイル…どちらも一長一短で入るときにはどのスタイルか自覚しておくことが必要だ。

佐伯では本格居酒屋がほとんどで“手軽”という点ではバリエーションに乏しく、それを求めないことも“佐伯んし”の美徳とうそぶいてきた。でっ、探せばあるものだ…その両方を兼ね備えた店が。今回はハイブリット的な呑み屋、居酒屋・魚八をご紹介しよう。



まず、ここのセールスポイントは何と言ってもメニューの充実度が挙げられる。刺身、焼物、煮物、揚物だけではなく、若者向けのスナッキーな料理も用意される。



ただ、決して安直なチェーン店ぽい呑み屋とは違い、本マグロの大トロ鹿の子模様の霜が降る馬刺しなども名を連ねる。



それから、以前ご紹介したようなひと仕事物の鮨を握ってくれることもアドバンテージとして見逃せない。いずれはユッタリと鮨屋を構えたいとのことで、店主の気概が伝わってくる。



もちろん、鮨屋も逃げ出す玄人はだしな味わいも文句なし。居酒屋で鮨をつまむならココだと記者は言い切る。



でっ、これはY的に表現すると“スグイケ”の店であることは言うまでもなく、ゴールデンウイーク後半の前半初日あたりに(まぎらわしい;)もう一度乗り込んでみようと考えている。

えっ?その日は例の日のはずだって?その答えについてはもうしばらく猶予を頂く。

撮影場所 大分県佐伯市 居酒屋・魚八


  

Posted by 記者Y at 13:41Comments(28)TrackBack(0)魚八(居酒屋)

2008年01月23日

居酒屋で鮨

記者は大の鮨っ喰い。しかし、居酒屋で鮨をつまむかというと、それは中々にない。魚処の大分県佐伯市なら、アジやサバの鮨はどの店でも品書きに名を連ねているが、アナゴ、ウニ、大トロといった鮨ダネはまずない。なぜか?仕込みの手間や売れ残った場合のリスクを考えた場合、どう考えてもデメリットが大きくなってしまうからである。

だが、今回ご紹介する居酒屋・魚八の店主は鮨屋で修行していただけあって、ひと仕事物や大ネタ物のタネがシッカリと用意されていた。



まず、甘すぎず、塩っぱすぎずの煮汁をまとい、上から山椒をハラリと施された煮アナゴ握り。握る前にサッと炙り、香ばしさを醸し出す。江戸前では邪道だが、佐伯では王道。身肉もフックラと仕上がっていることは言うまでもなく…極旨。



それから、マグロの王様、本マグロの大トロ炙り握りも、バチバチバチバチと大ヤケドさせず、脂を落としすぎていないところが良い。大トロは生のまんまで脂がトロけていくから、炙る場合は香ばしさを出すだけ、ベリーレアで良いのだ。甘味と香ばしさの共演…絶妙。



最後はこれも大ネタのひとつウニ握り。鮨屋でウニといえば軍艦巻きが普通。けれど、ここのウニはグルリと海苔を巻いちゃいない。握った鮨に敷き込んでいるだけで、食すときに初めて持ち上げ、おむすびっぽく挟む。こうすると、最初にウニの甘い味わい、次にやっぱりウニの甘い味わい、最後になって海苔のドッシリした風味が追いかけてきて…堪能。

さて、先にも述べた居酒屋で鮨をつまむことは中々にないというくだりだが、次回からは改めたい。居酒屋といえどココでは気軽に、しかし、期待して鮨を頼むことにする。あなたも是非、居酒屋で鮨を堪能されてみてはどうだろう。

撮影場所 大分県佐伯市 居酒屋・魚八

  

Posted by 記者Y at 17:45Comments(14)TrackBack(0)魚八(居酒屋)