2008年05月30日

福寿司をウォーク!

夏のボーナスを前に、大分の方々に“世界一、佐伯寿司”をご紹介しようと企画した“佐伯鮨ウォーク”。次は、人気、実力ともにナンバー1の味処・福寿司



福寿司といえば、地元のみならず、市外、県外からも客が押し寄せ、ときにはJリーグ・大分トリニータの選手と席を共にするなんてこともある。

ただ、“旨い店は高い”という概念が存在することも確かで、敷居の高さも手伝い、最初から敬遠される方も少なくない。



でっ、とりあえず画像の特上寿司(3,000円)を見てもらいたい。ヒラメ(エンガワ)、シロウオ(生)、トコブシ、ズワイ、アナゴ、車エビ(生)、ウニ、黒マグロ(大トロ炙り)が所狭しと邁進している様が伺える。

これは決して今回の撮影用に豪華な鮨ダネを握った訳ではなく、いつ誰が頼んでもこのグレードで、満足の鮨が並ぶことはまず間違いない。



また、この他の鮨ダネも豊富で、北海道や東北からレアなヤツらが飛んでくるから、おまかせで握ってもらうのも一興だ。

もちろん、呑兵衛が困らないように、日本酒、焼酎も全国の銘酒が立ち並ぶことは言うまでもなく…誤解が解けた方は味処・福寿司へと急がれよ。(つづく)

撮影場所 大分県佐伯市 味処・福寿司




  

Posted by 記者Y at 18:37Comments(18)TrackBack(0)福寿司(鮨)

2008年02月02日

焼酎に変えたら大ネタを頼め!

“次は何を頼もうか”そんなことを考えながらウエイティングケースの中で待機する鮨種を見渡す。この辺で味の強いものを握ってもらっても良いな…そう感じたらすかさず酒を変える。

ビールで乾杯し日本酒で鮨の余韻を高めたら、最後は焼酎。いつもの記者なら迷わず麦だが、ここはちょいとばかり気取った大麦の陶眠中々(とうみんなかなか)を頼んだ。



アルコールちょっと高め…28度が放つ鋭角な刺激はノドのあたりで悪さする。味わいも香ばしさが強く荒々しいから、広がるコクは芋焼酎のそれに近い。

麦で物足りず、芋で持て余す方は是非ともやってもらいたい。“中々”にイケることは記者が請け合おう。



世界で一番イカを食しているのは日本人なのだとか。料理の種類も刺しに限らず、焼き、煮付け、天婦羅、フライ、それに塩辛と幅広い。

ただ、淡白な味と存在感の薄さゆえ、実はそんなに食している感覚がないのもまた事実で、そういう間違えた認識に陥らないよう鮨をジックリと味わうのもたまには良い。

クニっとした食感の奥からにじみ出てくる甘さに出会えると、まるでクジにでも当たったような喜びがある。イカの甘味は“生”では中々に出逢えないからだ。



また、イカ握りは軽く炙ってもらって柑橘系の絞り汁を垂らしても旨い。香ばしさと酸味が効いて酒肴な感じがアップする。もちろん、シンプルに塩のみでいってもベリウマだから、一度食べ比べしてみるのも良いだろう。

さて、世界で一番イカを食している日本人、このブログを通じて食し方や種類、旬についても勉強していってもらいたいのだが…安直な記者の記事、はたして成果やイカに。



“美味しい”、“トケる”、“消えてなくなる”などはグルメリポーターとして使ってはいけない決めのフレーズ。ナゼか?大切なことはどう美味しいのか、どうトケるのか、どう消えてなくなるのか…視聴者はそこが知りたいからだ。

ただね、彼らはウソを言っていない。だって本当に旨いものに出逢ってしまったとき、用意していたフレーズなど、それこそ頭から消えてなくなるのである。

この炙りキンメダイ握りはマグロの大トロとはまた違う味わいで、炙られた皮目は香ばしく旨味が強い。軽く振られた岩塩・ローズソルトは甘味の輪郭を浮き立たせ味覚の幅を広げてくれるし、融け具合もジワ~りとしており堪能する猶予を与えてくれる。

“美味しい”の一言では料理記者として失格だが、これからは“フレーズ”とともに“リアクション”でもその旨さを感じ取ってもらいたい。



“本マグロ”と聞けば一番に思い当たる漁場が青森県の大間。大間産の本マグロは金さえ出せば手に入るというものではなく、長年の付き合いや独自のルートが必要になってくる。

記者の行き着け、味処・福寿司でもこのルートを持っているのだが、最近話題に上り出したもう一つのブランド漁場をも確保していた。北海道函館市戸井町。マグロを仕留めたあとの手当ての良さから、今や大間と双璧的な存在になりつつある漁場だ。

大トロ特有の太い甘味にマッタリとしたコクは秀逸で、甘と旨がケンカせず融合している。舌触りもお決まりのトロけ具合で捉えたと思った瞬間消えてなくなる。

本マグロ大トロ握り…コイツはまさしく主(ヌシ)の味わい。ぜひ一度。(おわり)









撮影場所 大分県佐伯市 味処・福寿司


  

Posted by 記者Y at 22:48Comments(10)TrackBack(0)福寿司(鮨)

2008年02月02日

1ヒラ、2アジ、3アワビ!



モッチリ・シットリとした口当たりに仄かに広がる旨味。タイは白身の王様だ。魚には腹身と背身があって、甘味が強いのが腹の方。タイの腹身も舌で吟味することなくジワジワと甘味がにじみ出てくる。

ただ、甘味度という点では“脂の弾薬庫”ヒラメのエンガワには敵わない。にじみ出るのではなく、ジャクジャクと噛み締めるたびに弾け出る…まさしく爆弾だ。

もちろん、ハラリと振られた岩塩“ローズソルト”により口元を引き締められることは言うまでもないが、最初に背身の(味の薄い)方から食すことだけはお忘れなく。



アジと言えば大分県佐賀関、ご存知、ブランド魚の関アジ。ここに関アジと同じ海域で獲れ、同じ味のする安いアジがある。

大分県と愛媛県の狭間に流れ込む速吸(はやすい)瀬戸・豊後水道。佐賀関漁協が獲ったものを関アジ、佐伯市鶴見町漁協が獲ったものを豊後アジ…安く旨いものを提供しようと感じたここのオヤジは、関アジの味がする豊後アジを扱う。関アジと偽っても良いのだが、頑なに豊後アジと言ってはばからない。

シットリと舌に吸い付く口当たりはこの上なく愛らしく、仄(ほの)甘い酢飯と重なり合ったときの味わいは特筆もの。関アジの味がする豊後アジ…ブランド魚の“本当”には意外なオチが用意される。






記者が鮨をつまむときは、白身、光物のあとに必ずを頼む。白身の淡白と光物のクセある旨味のあとはこの鮨種が良い仕事をしてくれるからだ。

口に入れた途端に広がる磯の香は、それまでの風味を凌駕し、“海族”であるということを誇示してくる。食感も、ゴリゴリ、ジャクジャクとヘビーなサウンドを鳴らし、他とは違う“種”であることも思い知らされる。

この小気味良いリズムは酒を呑むには持ってこいで、食し終わったあとの一服(もちろん日本酒のこと)が格別であることは言うまでもない。

さぁ~てと、キュビリと酒を放り込んだら次はどの鮨種を頼もうか…続きは次回の講釈で。(つづく)







撮影場所 大分県佐伯市 味処・福寿司


  

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2008年02月01日

鮨屋に入る!

鮨が旨い町、大分県佐伯市。“世界一、佐伯寿司”をスローガンに寿司サミットなる催し物も開催される。そんな世界一の佐伯寿司の中でも、記者が鮨と言ったらココしかない。佐伯の築地市場とも呼ばれる味処・福寿司



鮨の味も良いが、オヤジもまたイイ…。話がはずんでくると二人して悪乗りするのだが悪酔いはしない、酒が旨いからだ。

日本酒は男山、田酒、八海山、出羽桜、北雪、浦霞、天狗舞、土佐鶴、香露、西の関と全国の銘酒がずらりと並ぶ。最近、焼酎も増えてきた(魔王、森伊蔵、伊佐美、宝山など)。記者が日本酒を覚えたのがココなら、無回転鮨のカウンターデヴューをしたのもココだった…。



鮨は握ってからすぐに食べないと不味くなるからやはりカウンターが良い。記者は鯛や蛸といったネタは塩で食すのであるが、これがまた日本酒に良く合う。昔(今も?)は枡酒を呑むときに塩を盛っていたと記憶しているが、アレと同じか。

あと季節にもよるがオススメの鮨ダネは“カワハギの肝乗せ”、“タチウオの炙り”、“タラ白子の軍艦巻き”等々。生きることに疲れたら癒しの場、味処・福寿司へ(つづく)



撮影場所 大分県佐伯市 味処・福寿司

  

Posted by 記者Y at 21:19Comments(12)TrackBack(0)福寿司(鮨)

2008年01月07日

塩で鮨を喰らう



“塩で鮨を喰らう”。素朴でまっすぐな鮨種(すしだね)を味わうときにはコレに限る。ヒラメ、タイ、タコ、イカ…ヒラメの身肉とエンガワ、タイの背身と腹身もすべて塩でやる。ハラリと振られた塩は身肉に眠る甘味や旨味を引き出すと同時に、ワサビの甘・ツンとした辛味を消すことがない。



刺しとえいば醤油だが、それだとワサビの風味が少しだけ違うフォルムを描いてしまうから、やはり白身の握りには塩が良い。ココで使われる塩はピンク色の岩塩で、南米ボリビアのアンデス奥地で採掘された三億年前の天然紅色岩塩・ローズソルト。尖がったところがなく、マイルドで食材の良いところを殺さない、鮨にはもってこいのアイテムだ。



酒は百薬の長、塩は食肴の将…日本酒をやられる方には是非、塩で鮨を喰らってもらいたい。ただし、時間が経つと塩の浸透圧が鮨種をビショビショにしてしまうから気をつけろ。塩で供されたら即座に食すことをお忘れなく。

撮影場所 大分県佐伯市 味処・福寿司

  

Posted by 記者Y at 17:27Comments(10)TrackBack(0)福寿司(鮨)